入れ歯
◆ シリコーン裏装義歯
『コンフォート義歯』は バイテック・グローバル・ジャパン が開発・作製した『生体用シリコーン裏装義歯』の正式名称です。
当院では、現在ご使用中の 『噛むと痛い入れ歯』 に、医療用生体シリコーンゴムに非常に性質の似た材料を貼り付けて、
『生体用シリコーン裏装義歯』の噛み心地の素晴らしさを 疑似体験 していただいております。
通常、この 疑似体験をしていただいた後 に、『生体用シリコーン裏装義歯』を作製するかどうかを決めていただいております。
当院での生体用シリコーン裏装義歯作製をご希望の方は、必ず現在使用中の 『噛むと痛い入れ歯』 をご持参ください。
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わずか4~5年前に開発・実用化された『コンフォート義歯』ですが、
最近では、この『コンフォート義歯』も
すっかり皆様お馴染みの義歯となり、
多くのご質問・お問い合わせをいただくようになりました。
平成19年9月7日号の『週刊朝日』に特集記事として
医療特集『快適な入れ歯治療(コンフォート)』 が掲載されました。
この中で 『山形屋歯科坂上医院』 は
鹿児島のコンフォート義歯専門取り扱い医療機関
として紹介されました。 |
いままで何回も義歯を作り直してみたけれど、義歯が歯ぐきに当たって痛い!
『ギュッ』と噛み締めることができない!
もっと食べ物を力強く噛み締めて食べてみたい!
そんな毎日を過ごしている方はいらっしゃいませんか?
生体用シリコーン裏装義歯は素晴らしい入れ歯ですよ!!
以前、インプラントを植立したものの、
なんらかの不都合でインプラントを除去しなければならなくなった方の歯ぐきは、
多量の骨を一緒に除去されているため、
義歯の安定が非常に悪く、苦労されている方が大変多いようです。
どんなに素晴らしいインプラントでも、
施術がうまくいかなかったケースの 末路は悲惨・苦悩 でしかありません。
そんな方にも、生体用シリコーン裏装義歯は優しくフィットし、
安心して食事を楽しむことができます。
生体用シリコーン裏装義歯はいろいろな会社や研究所で開発されています。
株式会社 臨床補綴技工研究所『フェアリー』
有限会社ハイテック『生体用シリコーン裏装義歯』
Kデンチャー研究所『Kデンチャー』
なども、生体用シリコーンを裏面に貼り付けた義歯です。
でも、『コンフォート義歯』 と呼べるのは、
株式会社バイテック・グローバル・ジャパン
が研究・開発し実用化した生体用シリコーン裏装義歯だけです。
■ 当院での症例
当院での『生体用シリコーン裏装義歯』の症例
何回入れ歯を作っても、噛むと痛い。
何回調整しても、その時は良くなった気がするが、食事をすると別の場所が痛くなる……。
もう10年近く、そんな状態を繰り返してきた患者さんです。
右の写真は、その患者さんに当院で作製した 金属床生体用シリコーン裏装義歯 です。
『金属床義歯』のページ で紹介したように、この義歯に使用した金属は コバルトクロム合金 です。
『チタン』は物性の関係で、生体用シリコーン加工には不向きです。
この症例では、残っている歯が丈夫だったため、バネを掛けて噛む力をバネとコンフォート加工部分の両方で負担する設計にしました。 |
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左の写真は歯ぐきに接する部分です。
この部分に 『生体用シリコーン』 が貼り付けてあります。
硬い義歯と軟らかい粘膜の間にクッションがある と考えてください。 |
右の写真では、義歯の外側に、硬い材料と生体用シリコーンの 境目 が見えます。 |
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次は、総入れ歯の症例です。
この写真は、当院に来院される前に使用していた義歯です。
下顎は完全に痩せきっており、ほとんどフラットに近い状態で、全く安定性がありません。
そのため、専門的な話になりますが、義歯の内側を長くして顎舌骨筋線の窪みにまで延長し、義歯が動きにくいように工夫されています。
写真を見ると、内側が長いのがお分かりいただけると思います。
この義歯を作製された先生は、相当ご苦労なさったのではないかと、その努力が偲ばれます。
この患者さんの 『入れ歯お悩み歴』 は15年と長く、調整しても調整しても痛くて噛めない状態が続き、どうしようもなくなった時に当院を紹介されて来院されました。
まず義歯を見た時、『これはまずいな!』 と思った点がありました。
下の写真をご覧ください。
顎関節症・スマイルデンチャー・金属床義歯のページをご覧になった方にはすぐにお分かりいただけると思いますが、この患者さんにも『症状局所限局型』の 顎関節症 がありました。
今まで使っていた義歯を治療用義歯に転用し、約3ヶ月かけて、生理的に適切と思われる下顎の位置を探しました。
入れ歯の奥の高さが高いのは、その時にプラスチックを噛み合わせ面に追加して、左右の噛み合わせに関係する筋肉群のバランスを整えた名残りです。
良く見ると、相対的に前歯が低い状態ですので、この義歯を入れたまま噛んだ状態で舌を出すことができます。
この状態になって初めて、義歯が本来の機能を発揮できる状態 になりました。
初診時から『生体用シリコーン裏装義歯』の説明をしてありましたので、この状態で型採りを行い、約1ヶ月で新しい義歯が完成しました。
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上から見た写真です。
新しい生体用シリコーン裏装義歯です。
入れ歯のピンクのプラスチックと
生体用シリコーンの境目が分かります。 |
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奥歯の高さも適切な状態になっており、
ピンクのプラスチックと生体用シリコーンの境目が
はっきりご覧いただけると思います。 |
裏側から見た写真です。
歯ぐきと接する部分は全面にわたり
生体用シリコーンで覆われています。
生体用シリコーンの厚みは0.75mmです。
内側は延長して顎舌骨筋線の窪みに入れ込み、
義歯の動揺を少なくするよう工夫しました。 |
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この患者さんは『生体用シリコーン裏装義歯』が完成するのを、一日千秋の思いで待っておられました。
装着した瞬間、第一声は、
『先生、どこも痛くありません。 これでやっと物が噛めるようになります。以前の義歯は初めから痛くてたまりませんでした。こんなに軽い入れ歯は初めてです。』
遠方から来院されているため、1週間後に調整の予約を取りました。
1週間後、来院された時、
『先生、痛くないので、右でも左でも奥でも前でも自由自在に噛めます。』
一ヶ所だけ噛み合わせが高いような気がするとのことで、その部分をわずかに調整しました。
『今後はピーナッツやたくあん漬けなど、以前の義歯で全く噛めなかった食品をどんどん食べて、新しい義歯で噛む訓練をしてください。』
とお話ししたところ、
『分かりました。噛めそうな気がしますので、いろいろ試してみます。』
と嬉しそうに帰っていかれました。
その後、この患者さんにもお会いしていません。
不思議なもので、患者さんが痛みから解放され、楽しく食生活を送れるようになると、嬉しい反面、少し寂しさも感じます。
生体用シリコーン裏装義歯を装着するたびに、
「これが歯科医師の仕事なんだな」と複雑な気持ちになります。
このように、生体用シリコーン裏装義歯を装着した患者さんは必ず、
◎ 噛み締めてもどこも痛くない。
◎ 入れ歯が軽い。
とおっしゃいます。
そして、今までとは全く異なる食生活が送れるようになり、人生が楽しくなったと話してくださいます。
この素晴らしい 『生体用シリコーン裏装義歯』 とは、どのような義歯なのでしょうか。
『コンフォート義歯』は バイテック・グローバル・ジャパン が開発・作製した『生体用シリコーン裏装義歯』の正式名称です。
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