いびき・睡眠時無呼吸症候群
◆ 『いびき』は病気でしょうか?
色々な書物を見ても、『いびき=病気』という記述に出会った事がありません。
私の勉強不足のせいなのかもしれません。
ただ『いびき症』という病名らしいものは目にした事があります。
しかし、『いびき』は上気道が狭くなり、こすれて出るまさつ音です。
昼間の過度の眠気と習慣性いびきを伴う上気道抵抗症候群という病態もあります。
上気道抵抗症候群も睡眠障害のひとつであり、心臓病の徴候としても注目されつつあります。
いびきは聴いていると体に良いとは思えませんし、周囲の人に大きな迷惑をかけますよね。
出来ればいびきをかかないで寝る方が暮らしやすいのは確かですね。
いびきをかいているうちに上気道が閉塞すると無呼吸が出現します。
ちょっと前までは、中年男性の専売特許・代名詞のように扱われてきた『いびき』ですが、最近は若い女性からの『いびき』に関する悩みが増えてきました。
これは、近年の若い女性に多く見られる細いあごや、不適切な噛み合わせ、上の歯に比べ下の歯が奥に引っ込んでいるという上下の顎の位置関係のズレに関係していると考えられます。
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こうした現象の当然の結果として、固い食物や噛みごたえのある食物が苦手です。
後方に移動した下顎は、寝ている時、下へ落ち込みがちで舌根部の沈下をもたらし、その結果気道の狭窄が生じる原因になっていると考えられます。
詳細につきましては、御来院頂ければ丁寧に御説明致します。
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