以下は、当院でおこなっている修復方法です。
基本的には使用材料は、セラミックと
ハイブリッドポーセレンです。
内部に金属を使用しなくてはならない場合には、必ず貴金属を使用します。
当院ではドイツのHeraeus Kulzer社製造のバイオハラドールN(金86.2%、白金11.5%、ルテニウム0.4%)という、日本のJIS規格に適合している貴金属合金を使用しています。
インレー(詰め物)に審美修復を応用すると……
この歯は健康保険で治療されています。 |
さて、よーーく見ると、確かに歯と詰めたものの境目がわかる様な気がしますね。 |
私が初めてこの方法で修復をおこなった時、思わず「綺麗だ!」と口走ってしまいました。
自画自賛はあまり体裁の良い話ではないのですが、患者さんも一緒に喜んでくれました。歯科医も満足、患者さんも満足・・・これが最高の治療ですね。
歯医者になって良かったと、つくづく我が身の幸せを感じる瞬間です。
さて、どんな詰め物を使用したのでしょう?
別の症例ですが、詰めたものだけを示したものが右の写真です。 |
差し歯や冠に審美修復を応用すると……
最近、よくオールセラミックスという言葉を聞かれる機会がある事と思います。
○オールセラミックスクラウン
これは冠の全てがセラミックスで出来たもので、主に前歯にむいてます。 |
しかし、かみ合わせの状態によっては割れる可能性があるという欠点もありますので、よく診査してから適応になるかどうかを慎重に判断します。ブリッジには向きません。
奥歯の場合、かみ合う対象の歯の形が鋭利だと割れる原因になります。
前歯と小臼歯に審美性を追及するのには
絶好の冠です。
しかし、症例によっては作製できない場合がありますので、慎重な判断が求められます。
この症例は上下の前歯と小臼歯の一部をオールセラミックスにて修復したものです。
きれいですね! 言う事ナシって感じですね!
では、次にメタルボンド冠をご紹介しましょう
○メタルボンド冠
これは、削った歯の表面に、まず貴金属で冠を作ります。
このように、内部に金属を使用しなくてはならない場合には、必ず貴金属を使用します。
当院ではドイツのHeraeus Kulzer社製造のバイオハラドールN(金86.2%、白金11.5%、ルテニウム0.4%)という、日本のJIS規格に適合している貴金属合金を使用しています。
その上にセラミックス(陶材)を何種類も盛り上げて焼き付けてゆきます。
対合する歯が直接当たる部分は金属で、外から見える部分にはセラミックスを使用するという事になります。
メタルボンドの、裏側・表側・冠の状態の写真です。
表は審美面、裏は咬む機能面なので金属です。
下の歯がこの部分に当たるため丈夫な金属で当ててあげた方が安全です。
この面までセラミックだと咬むところなので割れる危険性を否定出来ません。
このメタルボンドには汎用性があり、ブリッジや大臼歯部にも応用できます。
当院で作製した大臼歯のメタルボンドによるブリッジの破折例は非常に少なく、その破折例は、装着時に行った注意事項を守って頂けなかった場合が殆どです。
通常の食生活においては、ほとんど何の心配もなく使用して頂けます。
私の口の中にも30年前に父に作製してもらったメタルボンド冠が入っております。
一時期、このメタルボンド冠を壊してやろうと考えて、かなり手荒く物を噛んだ覚えがありますが、なかなか壊れるものではありません。
今でも何の不都合もなく使用しております。
『やっぱり、良いものは良いな!』というのが私自身の正直な感想です。
前歯をメタルボンド冠で修復した症例です。 |
やっぱり素敵な微笑みは何物にも変えがたい
宝物ですね。
この冠もハイブリッドポーセレンを使って作製することができます。
ただ、ハイブリッドポーセレンの性質上、適応になる歯とそうでない歯があります。
この件については個別に検査した上で丁寧にご説明いたします。
○ジルコニアクラウン
ジルコニアクラウンについては、冒頭で述べた通りです。
○セラミックスを使用した冠の比較
メタルボンド冠 |
オールセラミックスクラウン |
ジルコニアクラウン |
|
利点 |
●内部が金属の冠になっているため強度がある。 |
●自然な透明感があり、審美性が最も優れている。 |
●メタルボンド冠とオールセラミックスクラウンの欠点が補われている。 |
欠点 |
●時間の経過と共に歯とはぐきの境目に色の濃いラインが出る事がある。 |
●強度に多少の不安がある。前歯の裏側が破折する危険がある。 |
●メタルボンド冠やオールセラミックスクラウンと比べると、価格が若干高価になる。 |
当院価格 |
1歯または1歯相当分につき |
1歯につき |
1歯または1歯相当分につき |
当歯科医院では、患者さんの待ち時間を最小限にするために、原則として予約制を採用しております。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
10:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
14:30~18:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
歯科医院での治療を御希望の患者さんは下記電話番号にて、当院に御連絡下さい。
当院スタッフが予約の空いている時間帯を丁寧にご案内致します。